肩こり
デジタル化や、ストレス過多の昨今、
多くの方が【肩こり】に悩まされています。
たかが【肩こり】ですが、されど【肩こり】です。
肩のコリ感だけでなく、頭重感、頭痛、吐き気、首や背中までの痛み、
手の痺れと様々な症状を引き起こします
肩こりには、ストレッチがいい。とよく言われます。
決して間違いではありません。が、実際によくなっていますか?
良くなっている方の場合は、問題ありません。続けてください。
肩こりの症状は、一人一人状態が違います。
筋肉の緊張状態も違うのです。ですから、ストレッチで楽になる方もいれば、逆に痛みがひどくなる方もいます。
ストレッチで痛みがひどくなるのは、張りが強すぎる筋肉が無理に引き伸ばされることによって、筋肉を痛めてしまうのです。
また、硬い筋肉は、引き伸ばされるのを嫌がり、反発して逆に筋肉が硬くなってしまいます。
疲労がたまって柔軟性をなくした筋肉の状態では、逆効果の場合があるので注意が必要です。
レントゲンでは異常なしと言われました。 では、治療はというと、湿布をもらいストレッチや運動をしてください。とのことです。
また、「骨がまっすぐですね。」「隙間が狭くなっています。」と診断される患者様が多いですが、その後はどうしましょう?
「骨に異常がなくてよかった。」や「骨の状態がわかってよかった。」とはならないですよね?
早くつらい症状を改善したいですね?
有効です。
ただ、上にも書きましたストレッチと同じように逆効果もあります。
筋肉の張り具合に合わせた力加減が必要です。
こっている筋肉も単体ではなく、関連する筋肉も同時にほぐす必要があります。
首、肩のこりにより、頭に行く血流低下による頭痛がおこります。
肩、肩甲骨、上腕、前腕のこりによりしびれが起こります。
手のしびれは、頚椎の神経の根元の圧迫によるもの以外は、ほとんどが血行不良が原因です。
正座したあとの足のしびれと同じです。
正座は一時的なものですが、手のしびれは、筋肉の中を通っている血管や神経が筋肉のコリによって圧迫されるためにおこります。
これらの症状はマッサージ等で筋肉をほぐすことで改善されます。
肩こりは、一時的にでもマッサージを行うことである程度は楽になると思います。
しかし、一時的にでもぜんぜん楽にならない!
という方は、自律神経の異常(交感神経の過緊張)や重心バランスの異常が考えられます。
基本的には、筋肉をほぐし緩めます。
マッサージや指圧を中心とした手技でもみほぐします。
(あんま・マッサージ・指圧師でもある院長指導のもとスタッフは日々研修しています。)
電気や温熱療法機を併用し、筋肉の血行を改善します。
なかなかほぐれない方の場合には、レーザー治療や鍼治療を用いる場合がございます。
自律神経の異常がある場合は、脳脊髄液(体液)の循環を促進させるため、頭蓋仙骨療法等を行います。
重心バランスの異常の場合、重心バランスを整えます。
1本の柱を前後・左右のロープで支えている様子をイメージしてください。
柱が前に傾いたとします。
左右のロープの張りは変わりませんが、前ロープの張りが緩み、後ろのロープの張りが強くなります。
また、柱が左に傾いたとします。
前後のロープの張りは変わりませんが、左ロープの張りが緩み、右のロープの張りが強くなります。
簡単に説明すると片側だけや、前後のどちらかが極端に凝る場合は、この状態が考えられます。
ですから、張りが強くなっている方をいくら強く押してもほぐれないのはこういう理由からです。
これで骨盤や、頚椎を矯正しても一時的だということがお分かりだと思います。
体の重心バランスは、肩こりにとても影響しているのです。
長年、つらい肩こりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。