ランナーズ・ニー
一秒でも早くランニングができるようになるために、
シンプルですが、治るまでの期間を早める対処法をお教えします。
膝の外側に痛みがでてしまう障害で、腸脛靭帯炎のことを言います。
骨盤の外側、太もも外側の筋肉と合流して膝の外側をまたいで付いている腸脛靭帯という靭帯があり、この靭帯が、膝の屈伸運動の際に大腿骨の外側と擦れ合って炎症を起こしてしまうのです。
多くの場合は走ると痛みが出るが、休めば痛みは治まるのが特徴です。
この症状はランニングに限らず、走る動作がある競技や膝の屈伸運動を多く行う競技によく見られます。
運動後は基本的に、患部は冷やします。本来は運動は控え安静することが一番です。また、太もも内側のストレッチや、太もも外側の軽いマッサージなども効果的です。
患部への直接の強い刺激は厳禁です!
一時的に楽になった気がするかもしれませんが、その後状態が悪化します。
実は、このことさえわかっていれば、悪化させることはありません。
この対処法を知らないために悪化させてしまうケースは多いですので覚えておいてください。
程度にもより様々ですし、安静をとれているかどうかでも大きく変わってきます。
急性期のものであれば、アイシングをし、安静をしっかりとれれば1週間程度で
痛みは引いてきます。
ただし、痛みを我慢しながらの運動や、痛みが完全に引かない状態での運動の再開は、間違いなく症状は悪化します。気をつけなくてはいけないのが、運動しているうちに痛みがひくことがあり、治ったと勘違いして運動してしまうことです。
初期であれば、短期間で治るものが、無理して動かしてしまっていることで、慢性的な痛みになってしまいます。慢性的になってしまいますと、数ヶ月~半年、長いと1年以上も競技から離れなければならないということになってしまいます。
使いすぎによる症状ですので、痛みが出始めたら早めの休養、処置をお勧めします。
患部の炎症は、冷やし、患部を刺激せず、安静にして自然治癒力によって回復させます。また、太ももの内側、外側のマッサージ、ストレッチも効果的です。
さらに、膝下の外側から太もも外側上部まで、膝下を外側に引き上げるようにテーピング (伸縮性) をします。このテーピングにより、腸径靭帯が大腿骨と擦れるのを防ぎます。
試合が近い選手、一日でも練習再開を急ぐ方には当院で行っている、炎症を抑え、自然治癒力を高め、回復スピードを速める治療法をご紹介します。
マイクロカレント療法です。
聞きなれない言葉だと思いますが、治癒力を高める効果、炎症を抑える効果には私たちも驚かされます。
驚異的な効果としては、ベッカムが、日韓ワールドカップ直前の、大会2週間前に足の骨を骨折。出場が絶望視されていました。しかし、彼は奇跡の回復をして出場しました。その際に使用した治療法がマイクロカレント療法です。
マイクロカレント療法とは、もともと人間の体内に流れている超微弱な電流 (マイクロアンペア) を器械により体内に流す方法で、細胞レベルで組織を活性化させ、治癒を促進させる治療法です。
傷ついた組織の修復に必要な物質の生成をマイクロカレント (微弱電流) により促進し、組織を驚異的なスピードで回復させます。
この治療器により炎症症状の治癒期間が飛躍的に短くなります。
私たちは、もちろん完治を目指しますが、一秒でも早くその不快感からあなたを解放し、通常の活動に戻れるような治療を行います。
本来のからだの強さをさらに高めるので、治療中だけでなく治療後も治癒力を高めるように患部に働きかけて常に回復に向かう方向付けをする事が出来ます。
また、強い痛みの場合は、針治療も併用し、患部の痛みを和らげ、太ももの筋肉を緩めます。
一日でも早く、日常生活、競技生活に復帰したい方は是非ご相談ください。
打撲・捻挫は初期の治療が治癒までの期間を決定します。自己判断は禁物です。
症状を長引かせないためにも、早めにご連絡ください。
明日からの仕事、部活に間に合うかもしれません。