シン・スプリント
すねの内側に位置する脛骨という骨の下方1/3に痛みが発生する症状。
骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴です。脛骨過労性骨膜炎 (けいこつかろうせいこつまくえん) ともいいます。
基本的に体を動かすどの運動においても、十分な筋力の整っていないうちからいきなり激しい運動をした際に起こりうるものではありますが、マラソン選手や陸上競技のランナーなどには特に起こりやすい障害です。
といわれていますが、多くは、オーバーワークによって発生します。
痛みはすね (脛骨) に沿ってうずくような鈍痛で始まります。
筋肉が骨に付くラインに沿って起こり、多くの場合、不快感は運動開始時に現れ、そのあと慣れてくると症状が軽くなります。しかし、運動が終了するとまた痛みが戻ってきます。
実は、これが問題なのです。なぜなら、練習量を減らしたり、休みを取ろうとせず、我慢して練習を継続してしまうからです。症状の出はじめであれば、少しの休養で改善するのですが、我慢して練習を続けることで徐々に悪化していくのです。
症状が進むにつれ、不快感は段々ひどくなり、運動している最中もずっと痛みが持続するようになります。最終的には、ベッドから起きる時や日常生活の他の動作の最中にも痛みが伴うようになってしまいます。
悪化しすぎると、疲労骨折を起こしてしまうこともありますので、初期の休養・治療が重要です。
「足を長期間休めることが第一」である。と
どこに言っても言われるはずです。でもそんな簡単に休める方はこのような症状になりにくい訳で、ここでは、極力練習を休まずに治していく方法をお伝えします。
練習後は、必ず患部に15分程のアイシングを施します。練習の前後にふくらはぎのマッサージを入念に行います。
ふくらはぎと同様に重要なのが、足の裏のマッサージです。これも練習前後にしっかりと行ってください。
足の裏に疲労がたまって筋肉が固くなってくると、身体の衝撃をやわらげる作用が低下し、すね部分に負担がかかってくるのです。
おすすめは、ファイテン社製のイーウォーター (アクアゴールド) でふくらはぎ、足底をマッサージし、患部にチタンテープ (アクアチタン) を貼ってください。
また、すねにかかる衝撃をやわらげる為に、足底のテーピングも効果的です。痛みが少しでもではじめたら、早めに上記の処置をしてください。
当院治療では、上記プラス、微弱電気 (マイクロカレント) 療法にて炎症を早期に引かせます。
「健康保険適応」
聞きなれない言葉だと思いますが、治癒力を高める効果、炎症を抑える効果には私たちも驚かされます。
驚異的な効果としては、ベッカムが、日韓ワールドカップ直前の、大会2週間前に足の骨を骨折。出場が絶望視されていました。しかし、彼は奇跡の回復をして出場しました。その際に使用した治療法がマイクロカレント療法です。
マイクロカレント療法とは、もともと人間の体内に流れている超微弱な電流 (マイクロアンペア) を器械により体内に流す方法で、細胞レベルで組織を活性化させ、治癒を促進させる治療法です。
傷ついた組織の修復に必要な物質の生成をマイクロカレント (微弱電流) により促進し、組織を驚異的なスピードで回復させます。
この治療器により炎症症状の治癒期間が飛躍的に短くなります。
私たちは、もちろん完治を目指しますが、一秒でも早くその不快感からあなたを解放し、通常の活動に戻れるような治療を行います。
本来のからだの強さをさらに高めるので、治療中だけでなく治療後も治癒力を高めるように、患部に働きかけて常に回復に向かう方向付けをいたします。
また、強い痛みの場合は、針治療、レーザー治療も併用し、患部の痛みを和らげ、ふくらはぎの筋肉を緩めます。 一日でも早く、日常生活、競技生活に復帰したい方は是非ご相談ください。
打撲・捻挫は初期の治療が治癒までの期間を決定します。自己判断は禁物です。
症状を長引かせないためにも、早めにご連絡ください。
明日からの仕事、部活に間に合うかもしれません。